新型コロナウイルス感染症については世界的に拡大し、感染者数と死亡者数が急激に増加しており、国内においても感染経路の不明な患者が増加している地域が散発的に発生しております。このため、今後感染源が分からない患者数が継続的に増加し、全国的に拡大すれば、爆発的な感染拡大を伴う大規模な流行につながる恐れがあるとして、政府対策本部が設置され、令和2年3月28日付で「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」が示されたところであります。
この中では、感染経路の不明な患者やクラスター(患者間の関連が認められた集団)を封じ込めることが、爆発的な感染拡大の発生を防止し、感染者、重症者及び死亡者の発生を最小限に食い止めるために重要であり、特に集団感染のリスクの高い①密閉空間、②密集場所、③密接場面の3つの条件が同時に重なるような集まりについて、自粛の協力を強く求めるとしております。
また、職場等における感染拡大を防止するため、労働者を使用する事業者に対し、事業場内及び通勤・外勤等の感染防止のための行動(手洗い、咳エチケット等)の徹底、事業場内の換気等の励行、発熱等の風邪症状が見られる労働者への出勤免除や外出自粛勧奨等を求めているところであります。
つきましては、貴事業所におきましても、上述のことを勘案されるとともに、今後の国や県からの情報提供も十分斟酌され、感染拡大防止のため慎重な対応をお願い申し上げます。